2018/5/14 week20

※新島からの帰りのフェリーにて

週合計練習時間6時間46

今週は、新島トライアスロンもあり練習はほとんどなし。先週と合計練習時間が全く同じ。

新島トライアスロンでは、同じ宿の方々とレース後のパーティーや二次会、翌日のフェリーの中で、とても楽しく交流させていただいた。

また、その方々との縁で、アイアンマンで同年代カテゴリーで、すでに今年のコナ出場権を獲得している方とも知り合うことができ、帰りのフェリーでコナの様子や、日々の練習について情報交換させていただき、大いに刺激を得ることができた。

さらに、レース翌日の朝には、新島の山を登るヒルクライムイベント(獲得標高400m程度)を自主的に主催されている方のイベントに参加し、TTバイクでしっかり上まで登りきった。

日頃一人で練習しているので、トライアスロン好きの方々と笑いあったり、情報交換する貴重な機会となった。

Fast Track Triathlete 02(序章・第1部1章)

Fast track triathleteの序章と一章を紹介します。これらの章では、トレーニングする上での心構えや物の見方(マインドセット)に関する概念的な内容が中心で、具体的な内容は3章以降で解説されています。一章の内容を簡単にまとめると次の4点になります。いずれも当たり前の内容ですが、私の場合実際に実行できていたかというとできていないことが多かったです。

2018/5/7 week19

※葉山一色海岸

週合計練習時間6時間46

先週の練習で疲労が蓄積していたので今週は練習時間を減らしたが、想定以上に少なかった。金曜日にスイム・ラン後にインドアバイクのインターバルメニューをやろうとしたら、わずか1セットで心拍数が170超。2セット目の最初の1分で、フォームも集中力も保てなくなったので切り上げた。病み上がり1周目でしっかり負荷をかけて9割弱まで戻ったので、今週は無理せず練習目的を果たせそうになければ、すぐに練習をやめることにした。Fast track triathleteの影響を受けて、「練習目的が果たせなければやめる」「回復も練習のうち」という方針でトレーニングをしている。

Fast-Track Triathlete 01

Purple patchというトライアスロンのコーチングサービスを主催しているMatt Dixonの『Fast track triathlete(最短・最速で成功に至るトライアスリート)』を何回かに分けて紹介します。

彼は、2016年にIronman70.3 world championshipで優勝したTim Reedや、以前このブログでも紹介した強豪エイジグルーパーのSami Inkinenなど、数多くのトップレベルのプロおよびアマチュア選手を指導しています。最近の講演の動画によると、これまで彼の指導およびPurple Patchのサービス利用者から250人以上の選手がIronman world championshipの出場を果たしているとのことです。また、指導しているアマチュア選手の平均的な週練習時間は10.6時間とのこと。これらはKonaを目指すアスリートにとってはとても興味深い内容と思います。今回は、彼のブログにある執筆理由と本書の目次を紹介します。

 

  • Fast track triathleteを執筆した理由
    https://purplepatchfitness.com/blog/why-i-wrote-fast-track-triathlete

    • これまで出会った全てのアマチュア選手はトライアスロンの競技能力向上のみならず、健康、仕事、家庭についてもより良い状態になることを強く望んでいたが、多くの人はそれに失敗していた。
    • 多くのアスリートは、IronmanIronman70.3に求められる練習時間を問われると週20時間と答えるが、それは家庭や仕事と適切なバランスを取る上で現実的ではない。多くのアマチュア選手やコーチが、すでに予定が一杯になっている生活に、さらに多くのトレーニング時間を加えようとし、そして、それを実行するのに苦労している。大抵の場合、そのような長時間のトレーニングは病気やケガ、そしてハードな練習の割には低いパフォーマンスという結果に陥ってしまう。
    • 多忙な生活を送っている人は、スポーツに対するアプローチ方法を劇的なレベルで考え直さなければならない。それは単純にスポーツにおいて望む結果を実現するためだけではなく、健康や生活の質を最適化するためでもある。そのために私はFast track triathleteという本を書いた。
    • この本に書かれていることはコンセプトや理論ではなく、Purple Patchというコーチングサービスで数多くのアマチュア選手に対して実践したことをもとに書かれた具体的な方法論(Methodology)である。その方法論については常に見直し、改善を行っているが、例えば、数多くのCEOや企業のエグゼクティブクラスの人に対して生活や仕事と適切なバランスが取れるようにコーチングしてきた経験や、200人以上の選手をアイアンマン世界選手権に送り出してきた実績をもとに本書は書かれている。
    • コーチとして10シーズンの学習期間を経て、これまで得たものを共有するよいタイミングだと感じたし、スポーツの世界でより実際的・実用的な変化が起こるのを助ける狙いもあって本書を書いた(※注:長時間練習や練習量に依存した従来の方法ではなく、成果につながるトレーニングや持続性のあるトレーニングに変えていくべき、ということと思われる)。実際に、Purple Patchのサービスを利用している多忙なアマチュア選手は週20時間も練習することはなく、平均で10.6時間だ。
    • 2016年シーズンは、Purple Patchのサービスを利用するプロ・アマチュア選手ともに素晴らしい結果をだすことができ、プロではTim ReedIronman 70.3世界選手権で優勝することができた。
    • もちろん、アマチュア選手はプロと同じように練習することはできない。プロ選手は、トライアスロンとそれに関連するすべての行動(睡眠、食事、栄養摂取、回復)を、自分自身の生活の中心においている。彼・彼女らは、具体的な方法論について学習するための実験室の役割を果たしていて、我々のようなコーチが、そこで得たものをアマチュア選手に適した形に変えて、伝えていくいくのである。

 

  • Fast track triathleteの目次

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Introduction はじめに

Part 1 The Performance Journey 第一部:パフォーマンス向上の旅

  1. Mindset マインドセット・物の見方
  2. Setting the Lens トレーニングと生活のバランスを適切に認識する
  3. Planning Your Training トレーニングを計画する
  4. Executing Your Training トレーニングを実行する
  5. Developing Habits to Support Performance パフォーマンスを支えるための習慣を身につける
  6. Travel Protocols for Training and Racing トレーニングおよびレースのための移動の手順
  7. Executing Your Race Strategy レースの戦略を実行する
  8. The Aftermath レースを振り返る

Part 2 The Performance Plan 第二部:パフォーマンス向上の計画

  1. Functional Strength Training 機能強化トレーニング
  2. Fast Track Training Progression 最短・最速で成功に至るトレーニング
    1. Ironman Distance Race Prep Program
    2. Ironman 70.3 Distance Race Prep Program

Workout Glossary 練習用語集
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2018/4/30 week18

※大井ふ頭海浜公園

週合計練習時間14時間27

連休後半に負荷高めの練習ができて、感覚的には9割くらいまでパフォーマンスは戻った。新島に向けてこれ以上良くしようとは思わず、しっかり疲労を抜くことにしよう。今は、頑張りすぎる時期ではない。

【スイム】
50m0:40-0:43100m1:30-1:33と低迷。ただし、1週間休んだのでもっと落ちているかと思ったが、想定よりは悪くない。一方で、日曜日のスイミングクラブで撮影してもらった横からの泳ぎ映像を見ると、腰は下がり、頭が上がり、左手プッシュは最後までできずで、フォームが大きく乱れていた。修正が必要。

【バイク】
土曜日の20分走は244w/235wと、バイクは9割程度までは回復。日曜日の60分走も220wとしっかり負荷をかけることができた。練習後にバイクショップに行って自転車のメンテナンスを依頼。ハンドルを下げたほうがよいとのアドバイスをいただき交換することに。サドルを少し高める微調整も入ったので、来週末に受け取ってからの練習が楽しみだ。

【ラン】
週の後半に8kmを外で4:15/kmくらいのペースで走ったが、ヒラメ筋の筋肉痛がひどい。それだけ使っている筋肉であり、逆に使わないと衰えやすいということか。

【その他】
Ironman Texasの記録がアイアンマン世界新記録に認定されたとのこと。バイクが諸事情あり180km未満に変更されたため、レース直後は公式記録として認められなかったものの2日後には公式記録として認定された。その他にも、選手の安全を考慮しドラフティング違反が取られないことになり、集団走行している写真が数多くアップされ、色々議論が生じていた模様。以前紹介した前世界記録保持者のTim Donも残念がっていると思われるが、アイアンマンレースはコース毎に条件が大きく違うのでタイムを競うことにはあまり価値がないということだろう。

http://www.triathlete.com/2018/05/news/ironman-recognizes-im-texas-records-admittedly-shortened-course_322075

エリウド・キプチョゲ 成功を語る(Eliud Kipchoge on success)

先週のロンドンマラソンはキプチョゲ選手が優勝しました。トライアスロンを始めてからはマラソン選手やレース情報を全くフォローしていなかったのですが、先日Youtubeで見たキプチョゲ選手の「成功するための要素」という話がとても興味深かったので共有します。

Boston marathon / Tim Don

川内優輝選手の優勝が注目されるボストンマラソンですが、アイアンマンの世界記録7時間40分を持つTimDonも、昨年のコナ直前の交通事故から少しずつリハビリを始め、2時間49分で完走したとのこと。40歳になる彼の世界トップを追求する姿勢に力もらったので共有します。1番でないといけないという飽くなき追求が良い方向に進むよう祈っています。

<昨年の怪我と治療について>

コナの3日前、練習中に交通事故で首の骨を骨折。いくつかオプションを提示されたがプロ選手として続けるにHalo(ハローベスト)による治療を選んだ。この治療は頭部を固定するために頭蓋骨に穴を開けてネジで固定する。痛みがひどいようで、それもそのはず、ネジは8ニュートンの力で締めるとのこと(バイクのシートポストのネジを締める力が一般的に4から5ニュートンなのでその強さを想像するだけでゾッとする)。事故後、3週間はずっとソファーで座って寝て、3週間後に練習を再開した。自分が出るはずだったコナの様子をSNSなどで見るのは辛く、レースに復帰できるのか、復帰できたとしてどのレベルでやれるのか、とても心配だったが、何もしない状況に耐えられず60ワット5分のバイク練習から始めた。

2018/4/16 week16

週合計練習時間5時間8

2週間ほど続いていた気管支の炎症と咳・痰の症状が気になったので木曜日に受診し抗生剤もらう。金曜日によるから高熱・頭痛・背中から脚に掛けての筋肉の痛みをともなう症状が出て、週末は何も練習できず。。。木曜日の夜に早めに寝て睡眠をしっかり7時間取るべきだった。。

【スイム】

今週も水曜日の昼休みスイム練習で、レベルアップのポイントを再度整理した。

アイアンマン9時間以内完走者によるトレーニングのヒント by David Glover

David Gloverというトライアスロンのコーチによる、トレーニングで気をつけるべき点をまとめたスライドが興味深かったので共有します。この方はアメリカ海軍に所属しているときにガンと診断されたものの、ガンに負けないことを証明するためにトライアスロンを始めて、一気にのめり込んだとのこと。アイアンマンのベストは8時間51分で、運動生理学の修士号も持っている。
https://enduranceworks.com/coaches/david-glover/
https://www.trainingpeaks.com/coach/enduranceworks#about

【アイアンマン9時間以内完走者によるトレーニングのヒント】
https://prezi.com/cotyxp8bhvdy/best-practice-training-tips-from-a-sub-9-hour-ironman-finisher/