妻がハーフマラソンに出場する事になったので、私も一緒に参加して来ました。場所は神奈川県磯子の日清オイリオグループの事業場内。今年で41回目の神奈川マラソン。産後6ヶ月の妻と一緒に走ってきました。それでは、詳細です。
今回のハーフマラソンの目的は、上下動を抑えた新しいランニングフォームの有効性を長距離で検証すること。
昨年のコナで思ったような走りが出来なかった原因のひとつは上下動の多いランニングフォームにあると考え、11月から新たなフォームで練習してきた。
着地で地面を優しく捉えた後は、身体を沈み込ませずに足裏を後方に滑らすようにして身体を前に送る。蹴る力で身体を上に跳ねないようにしながら、身体を前へ移動させる。Garminのランニングダイナミクスの計測値では、上下動が6.5cm程度、ペースにもよるがピッチは195~200。
このフォームに切り替えてから、とても好調に走れていたものの、普段の練習では10km前後しか走っていなかったので、21kmでも最後までフォームを崩さずに走れるかを確認したかった。
なお、少しでもアイアンマンレースに近い状態で試したかったので、疲労もしっかり貯めた状態で臨んだ。前日まではハード週の通常メニューを実施し、念の為、当日朝も45分のバイク練習をしてから家を出た。(駅の階段をあがるのも結構しんどかった)
[ 結果 ]
ネットタイム 1時間23分31秒
(号砲からのタイム 1時間24分29秒)
ペース 3:57/km
ピッチ 199spm
ストライド 1.25m
上下動 7.1cm
上下動比 5.5%
[ コンディション ]
体重:67.4Kg(ベスト+4.4kg)
直近3ヶ月のラン練習量:
11月(98.2Km)
12月(90.4Km)
1月(125Km)
Training Peaks数値:
Fitness(体力)98 まずまず
Fatigue(疲労)124 直近の疲労高め
Form(調子)−17 結構疲労溜まっている
会場は、JR京浜東北線の磯子駅すぐ横の日清オイリオグループの事業場なので、交通アクセスがとてもよい。
また、40回を超える運営経験があるだけあって、磯子駅員の誘導から、会場内での選手の動線設計、豊富なトイレの設置数など、混乱しやすいポイントを適切にコントロールしていた。ちなみに、ハーフマラソン参加者は6500名程度とのことで、その1時間ほど前には10kmマラソンも開催されていた。
スタートは妻と一緒に後方に並んでいたので、号砲からスタートラインに到着するまでは約1分。その後も混雑が続き、最初の1kmは4:12/kmで入った。
そこから徐々にスピード上げて、上下動を抑えたフォームを意識しながら走るとペースは3:55/kmくらいにあがる。今のコンディションからするとオーバーペースと思われるも、快調だったのでそのまま走り続ける。6km過ぎから若干疲労を感じ始めたので、今日はこのままは持たないだろうとは思ったが、個人練習ではなかなか出せない強度なので、行けるとこまで行くことにした。
9km過ぎから上下動の値が7センチを超えはじめ、同時に背中に張りも感じ始めた。アイアンマンレースで4:00/km未満で走ることはないので、もう少しペースを落として最後までフォームを維持しようかと思ったが、同じペースで軽快に走る選手がいたので並走して11kmくらいまでは3:55/kmくらいで走る。
このあたりから上下動は7センチを安定的に超えてしまい、ピッチも200spmを若干下回り始める。ここでフォームも維持しながらペースを落とさないようにすることが、次に繋がるような気がして粘る。
その後は多少ペースが上下したものの、出来るだけフォームを維持してスピードが落ちそうになったらピッチを早め、なんとか4:00/km前後を維持してゴール。
終了後はすぐにバナナや水分を補給し、妻のゴールを応援してから、蒲田の餃子の你好本店へ。
初めて来たけど、美味い、安い、早いで大満足。お酒なしで、レースの消費カロリー1200Kcalを軽く超えると思われる量を完食して帰宅した。
体重・練習量・疲労度合いを考慮すると、現時点で4:00/kmを切るペースで21kmを走る事ができた点は良かった。9km過ぎから少しフォームの乱れがあったとはいえ、上下動を抑えたフォームだったからこそ、このようなコンディションでも、まずまずのペースで走ることができたと思われる。
ランニングに関しては、これまでのトレーニングの方向性は正しいと考え、2,3月は20kmまで確実にフォームを維持できるように練習し、4,5月に30kmまでその距離を伸ばしていきたい。