David Gloverというトライアスロンのコーチによる、トレーニングで気をつけるべき点をまとめたスライドが興味深かったので共有します。この方はアメリカ海軍に所属しているときにガンと診断されたものの、ガンに負けないことを証明するためにトライアスロンを始めて、一気にのめり込んだとのこと。アイアンマンのベストは8時間51分で、運動生理学の修士号も持っている。
https://enduranceworks.com/coaches/david-glover/
https://www.trainingpeaks.com/coach/enduranceworks#about
【アイアンマン9時間以内完走者によるトレーニングのヒント】
https://prezi.com/cotyxp8bhvdy/best-practice-training-tips-from-a-sub-9-hour-ironman-finisher/
- Over commitment —> Conscious commitment
- Too much, too soon —> Purposeful training periods
- Not enough recovery —> Listen to your body
- Inconsistency —> Follow a plan
- Rigidness —> Be flexible
1.意識的なコミットメント(NG : 過剰なコミットメント)
- なぜ?何のために?という目的意識を常に持つこと
- コミットメントのレベルを理解すること wish < hope < like < try < want < commit
- (※自分はどの段階にいるのか、自分にとっての優先事項とは何か?を常に意識することの重要性を説明していると思われる)
2.目的を持ったトレーニング期間(NG : 過剰や尚早)
- トレーニングをレースに向けて漏斗(ファネル)のように集約させていく
- オフシーズン、初期シーズン、シーズン、レースという順で練習強度やインターバルを調整すること
- 筋力トレーニングとインターバルトレーニングは1年を通して有効である
3.身体の声を聞く(NG : 不十分な回復)
- オーバートレーニングとは適切に回復できないか、パフォーマンスの低下を招く領域までストレスを受けること
- ストレスはトレーニング以外のところから来る可能性があるという点が重要(※これはFast track triathleteでも何度も強調されている概念で、仕事や家族などからくるストレスを考慮に入れずにトレーニングメニューだけ確実にこなそうとするとパフォーマンス低下するとのこと)
- 怪我の可能性を高めるのは、ランニングの長距離走行実績、以前のケガ、不十分なウォームアップとクールダウン、経験年数の増加
4.計画に従う(NG : 一貫性のなさ)
- 計画とはレースを迎えるにあたって取るべきステップである。懸念事項や不確実な領域を特定しそれに対処すること
- 計画を立てる上で考慮することは、トレーニング以外も含めた優先順位、進捗状況を把握する中間指標、目標におかないレース、栄養と水分補給(※ここはよくわからない)
- 一貫性のある週間計画を立てる。活動の優先順位をつけることと70−90%の達成率を目指す
5.柔軟になること(NG : 厳格さ)
- (※記載がないので詳細不明だが、当初の計画に固執しすぎてはいけないということだと思われる)